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by ontan

マニフェスト絶対主義は不毛

Excite エキサイト : 政治ニュース

外国人参政権、子ども手当、沖縄基地問題、八ッ場ダム、高速道路無料化など、民主党マニフェストに関して、様々な論議があり、国会でも話題となっているようだ。

2009年夏の衆議院選挙で、民主党を始めとして各党がマニフェストを掲げて闘った。そして、皆、知ってるように民主党の大圧勝という結果に至った。民主党に投票した者の中には、ろくに民主党のマニフェストの中身を知らずに、「とりあえず政権交代」と考えて一票を投じた者もいるだろう。確かに、それは、喜ばしくないことではある。

しかし、たとえ民主党のマニフェストを読みながらも、「一部の政策には賛同、一部の政策には反対」という気持ちを抱きつつ、民主党に票を投じたものも少なくないのではないか。投票用紙が「政策ごとのマークシート方式」にでもなっていれば、各政策についてyes、noを表現できると思うが、残念ながら我々有権者にできることは、「候補者名、もしくは政党名を書く」という行為だけだ。強制的にいくつかのセットメニューから選ばねばならない状況なのだ。

こういった仕組みになっている以上「マニフェストにあることをすべて実行する=有権者の意見を尊重する」ということには、必ずしもならない。それよりも、政治家に求められているのは、現行の政治状況に臨機応変に対応し、そして、過去、未来を長期的に見据えながら、国民の生活を守ることではないのか。

「マニフェスト」で約束した政策が実行できなかった場合、次の選挙で有権者が「ノー」を突きつけ、その政党に投票をしない。我々にはこういう権利がある。マニフェスト違反に対して、腹立たしい気持ちでいる有権者は、次回の選挙での投票行動を通じて、民主党に鉄槌を食らわせるべきだ。

だが、一方で「マニフェストに書いたからと言ってなんでもやりゃあいいってもんじゃねえだろ!」という怒りを抱いた有権者にも、同じく次回の選挙での投票行動を通じて、政権政党に鉄槌を食らわすことはできる。

要するに、僕の言いたいことは、「マニフェスト絶対主義」は成立しないよ、ということだ。

そもそも「マニフェスト」なるものに法的拘束力など無い。だから、国会では、「マニフェスト違反云々」よりも、もっと前向きの議論をやってもらいたい。半年前に書かれた紙切れも大事だが、手持ちの株券が紙切れにならないように(最近は電子化されてるけど)、いや、人間の命が紙切れのように扱われないように、もっと経済政策についての議論などを活発に行なってもらいたい。
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by ontan | 2010-02-11 01:15