シンガーソングライター&プロデューサーによるblog


by ontan

そこには「本当のうた」があるはずだ

ずっと音楽活動やっていると、だんだんと仲間が、その世界から離れていき、寂しい想いになることもある。それなりの覚悟をもって潔くという人はまだしも、時には「まだやってんの〜?」などとかつての仲間に向かって言うことで、妙な優越感に浸っている人間も見受けられる。情けない。



本田美奈子 急性白血病で死去


本田美奈子がアイドル→ロックバンド→ミュージカル→クラシックとひたすら、自分の歌を磨き続けていった過程を、その死去に伴って、テレビ等で最近否応無しに目にさせられているが、本当にあの人すごいと思う。


もともと感情のこもったエモーショナルな歌をうたう人だったけれど、その芯を保ったまま、より自身の歌のレベルを高めていったその姿勢に本当に感動させられる。ちょっと音楽かじって「もう若くないから」とか適当な言い訳作って音楽から逃げていったバンド兄ちゃん崩れは、30過ぎてからも、歌の道に専心して自身を高め続けた彼女のことを、どう思うんだろう。努力することが面倒な人間はどこの世界に行ってもやっていけないよ。



働きながらでも、自分の実力を高め続ける努力を怠らなければ将棋の瀬川さんのようにしかるべき場に参加することのできる日も来るかもしれないのに。



もっと、言うなら、僕らが幼い頃「できるかな」で見た「ノッポさん」ですら、歌う時代だぞ!!!(幼い僕は当時ノッポさんは「しゃべれない病気の人」だと思ってました…。すいません。)


ノッポさん 71歳の歌手デビュー




>そんな“無口”なはずのノッポさんが歌って踊る。まさに180度のイメチェン。「私もいい年になった。顧みれば、若い頃は冒険心とか、チャレンジ精神からはほど遠い憶病な生き方だった。だからこの私が、いやバッタじいさんが“とべとべ…”と孫たちに語りかける時、それは同時に自身にも語りかけている」。71歳になってもなお子供たちに夢や希望を提供したいという心意気からの歌手デビューだ。


ちょっと感動した。歌の世界は本当に奥が深い。上手下手を越えた、年齢なりの、その人なりの、存在感が発揮されている「本当のうた」が生み出されているならば、聴く者に感動を与えることができるものだ。どんな状況に置かれても自分のうたを追求していけば、何かを生み出せると思う。


僕もここに来て、日々、自分がまだまだ成長していることを感じている。いつ辿り着くのか、どこに辿り着くのかは知らない。でも歌の道を歩いていくつもりだ。というわけで、「これからもずっとうたっていきます!」

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by ontan | 2005-11-14 10:12 | 主張