シンガーソングライター&プロデューサーによるblog


by ontan

カテゴリ:ことばのかけら( 1 )

哲学者みたいに

彼は現代の若者を象徴する あらゆる状況を背負いこんで
ちょっとおかしな言葉を 彼自身のみの共通語にしてた

現実を自分でこしらえて それに文句をつけて
世界を何でも知っているように 哲学者みたいにしゃべり続ける

欲しい物がまだ見つからないから 安物のCDを買い漁り
欲しい物がまだ見つからないから 読まない本を溜め込んで

その腕に自分を支える力もなく 背骨はとうに抜け落ちてしまって
ただ壁にもたれて たった3つだけの世界を見てた

それは少しだけ自由に似ていた それは少しだけ自由に似ていた

いつもいつも同じように 日曜日の午後 心をしめつける
あの感覚を押し込めようと 彼はテレビのスイッチを入れる

テレビはつまらないゴルフばかり 彼はビデオのスイッチを入れる
セリフまで覚えてしまったいつものソフトを 感動の予定までたてて眺めはじめる

彼はまだスイッチを切れない ひとりぼっちに気付きたくないから
彼はいつまでも大人になれない ひとりぼっちに気付きたく無いから

その腕に自分を支える力もなく 背骨はとうに抜け落ちてしまって
ただ壁にもたれて たった3つだけの世界を見てた

それは少しだけ自由に似ていた それは少しだけ自由に似ていた
それは少しだけ自由に似ていた それは少しだけ自由に似ていた
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by ontan | 2005-07-18 14:11 | ことばのかけら